EPISODE 02

リモートワーク基盤構築の記録

旅カメラ、旅ケータイ、旅ストレージ

今年もなんとか調整して取得した9連休な夏休みもあっという間に残りわずか。年に数回の長期休暇なので、家族と旅行に出かけてきた。せっかくなので、今回の旅行で活躍したガジェットとサービス、期待したけど使わなかったサービスと合わせてメモしておく。家族旅行なので減らせる荷物は極力減らすという観点で検討し、実際に使ってみた結果だ。

活躍したガジェットとサービス

Huawei P10を旅ケータイとして使う

先月購入したばかりのAndroidスマートフォン。

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信頼と実績のiPhone 7ではなく、こちらを選んだ。その理由と使ってみて感じたメリットは以下の通り。

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仕事連絡用のSIMとプライベート用のSIMの2枚を入れられること

旅はやっぱり機動性。2台のスマートフォンを持ち運ぶのは良いとしても、それに付随するケーブルだとか充電器を持ち運ぶのは色々と気を使う。かと言って仕事での緊急時連絡用の電話番号は必須だし、当然同行する家族との連絡も必要。SIMフリーで2枚のSIMでの同時待受ができるのは大きなメリット。

実際には仕事の電話は1回もならなかったけど。

LEICAのレンズが想定以上に優秀だった

今回の旅ではたくさんの写真を撮った。後述するデジタルカメラも持っていったけど、食事やビーチで大きいカメラを振り回すのには気が引けるようなシーンでは活躍してくれた。iPhone 7と変わらない(シーンによってはそれ以上か)の写真の出来も満足。ただ動画だけはiPhone 7の方が優秀な印象。

バッテリーを気にせず使えた

普段使いでは気にならないiPhone 7のバッテリーだけど、旅で使うには若干心もとない。対してP10はカタログ上の仕様上1.5倍程度のバッテリー容量がある。実際朝から晩までGoogle Map、カメラ、LINE、メモなど普段以上に使ったけど、夜にホテルに戻るまでバッテリーが切れるようなことはなかった。旅の途中でバモバイルバッテリーとケーブル振り回して充電なんて、あまりイケてない気がするのでここは重要なポイント。

Androidで特に不自由を感じるようなことはなかったし、後述するけどiPhoneではできないことをたくさん実現してくれた。iPhone 7にあってP10にない防滴機能だけど、ビーチやプールでも運良く?濡れたりすることはなかった。

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II は優秀な旅カメラ

どんなシチュエーションでも期待に応えてくれるナイスなカメラ。

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多少の雨でも気にせず使えること、重過ぎず、大きすぎず、女性でも子供でも撮影できる絶妙なサイズ感なこと、写真だけでなく動画も撮れるし、バリアングルな液晶で、自撮りや家族写真も撮りやすいことが大きな特徴。

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P10との連携も文句はない。アプリを使えば遠隔でシャッターも切れるし、撮った写真を転送することもできる。旅カメラとしてはとても優秀で、今回最も利用時間が多かった機材。欲を言えばUSBでバッテリーの充電ができれば言うことなし。

持って行くレンズは悩んだけど、たくさん抱えて歩き回るのはアレなので、標準ズームレンズ1本だけを付けっぱなしにした。少し望遠側が足りないかなと感じる場面もあったけど、全体的にはとても満足な写真と動画を撮ることができた。

Samsung T3に撮影した写真と動画を転送

撮影した写真や動画のデータ転送用のSSD。カメラで写真や動画を撮影しているとあっという間にSDカードの容量が不足する。旅先で数十~数百GB単位でストレージへのデータの転送は結構頭を悩ませる。

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撮影したデータをカメラからWi-Fi経由で、P10に転送しホテルでのWi-FiもしくはLTEでクラウドへの転送も考えたけど、ホテルのWi-Fi環境は使ってみるまでわからないし、LTEで数十GBを転送するなんて金がいくらあっても足りない。旅の途中で使うにはローカル転送の方が、コストと速度の観点では最適かなと。T3なら重さも51gと軽量だし、HDDよりデータの信頼性、可用性、保安性は高い。結論から言うと撮影したデータ量は150GBだったが、全く問題なくバックアップできていた。

普通に考えたらT3にデータを転送するにはラップトップが必要になるけど、P10はUSB On-The-Go(OTG)に対応している。そのためP10とカメラで撮影したSDカードやT3を接続することで、P10からは外付けUSBドライブとして認識してくれる。

気になるのは、転送するときの速度。さすがに何時間もバックアップに時間を使うのは難しいので、事前にP10とT3、SDカードリーダを接続し、転送速度と仕様について整理しておいた。

まずは世にあるUSBの規格と転送速度を整理する。USB 3.1は規格がいくつかあり、詳細理解するまで結構混乱する。

規格 転送速度
USB2.0 60MB/sec
USB3.0 625MB/sec
USB3.1 Gen 1 625MB/sec
USB3.1 Gen 2 1,250MB/sec
Thunderbolt 3 5,000MB/sec

次に今回の旅行で利用した機器の仕様を整理。参考までにWindowsのラップトップHP Folio G1も記載しておく。

機器 仕様
Samsung T3 USB 3.1 Gen1
Huawei P10 USB2.0
HP Folio G1 Thunderbolt 3

各機器のストレージ速度を整理する。

機器 読み込み速度 書き込み速度
Samsung T3 450MB/sec 450MB/sec
Huawei P10 486MB/sec 132MB/sec
SDHCカード 90MB/sec 25MB/sec
HP Folio G1 (NVMe) 2,500MB/sec 1,500MB/sec

機器と接続するケーブルとSDカードリーダーの仕様を整理する。

機器 仕様
Anker PowerLine+ USB2.0
ELECOM USB3-CC5P10NBK USB3.1 Gen2
SDカードリーダ USB3.0

USB Type-Cのケーブル選びは結構難しい。USB Power DeliveryとUSB 3.1 Gen2に対応したUSB Type-C to Cのケーブルが理想的なのだけど、異常に高価だったり、安すぎて信用できなかったりする。色々調べてみたけど現時点で理想に近かったのはエレコムの USB3-CC5P10NBK。

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カタログでの仕様はUSB 3.1 Type-Cに準拠しており、データ転送速度はGen2の1,250MB/sec。充電は5A、20VでのPower Delivery対応となっている。ケーブル長は1mとこちらも規格内。

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耐久性については数日間しか利用していないため未知数だけど4.6mmと割と太目なこともあり、少なくともアップル純正のLightning USBケーブルのように、すぐに根本から断線するようなことは無さそうな印象。

もう1本持っているAnkerのUSB Type C to CケーブルはPDには対応しているけど、転送速度はUSB 2.0の最大60MB/secとなっている。

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SDカードリーダは USB 3.0のType-CとAに対応したSD、microSDカードリーダを利用した。一応USB 3.0に対応なので、最大625MB/secの転送速度。

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メーカは6amLifestyleで、型番はcard-01。

実際に各ストレージと、ケーブルを利用して実験してみた。時間は1GB のファイル×10個=10GB を転送した際に実際に発生した秒数。結果は以下の通り。

書き出し元 書き出し先 ELECOM Anker SDカードリーダ
HP Folio G1 Samsung T3 40秒 266秒
HP Folio G1 Huawei P10 300秒 300秒
HP Folio G1 SDHCカード 435秒
Huawei P10 Samsung T3 300秒 300秒
Huawei P10 HP Folio G1 400秒 400秒
Huawei P10 SDHCカード 970秒
SDHCカード Huawei P10 440秒
SDHCカード HP Folio G1 500秒
Samsung T3 Huawei P10 350秒 350秒
Samsung T3 HP Folio G1 300秒 300秒

今回ホストとなるP10がUSB 3.0、3.1には対応しておらずUSB 2.0となることと、SDカード自体の転送速度が他と比べて遅いことから、HP Folio G1とT3の組み合わせのように爆速とまでならなかった。P10のストレージ速度がそれなりに高速なので、USB 3.1に対応していないのは残念な点。

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そのためUSBケーブルは取り回しのいいAnkerのケーブルを利用した。帰宅した後T3からラップトップへのデータの転送は、ELECOMのケーブルを使ってみたけど、USB 3.1以上の規格でそろえた時の転送速度はかなり快適。

旅行中はUSB HUBを使ってSDカード > P10 > T3と転送することも考えたけど、荷物が増えるのが嫌だったのでSDカードリーダとP10を接続して、一旦P10のストレージに保存。次にT3に繋ぎ変えて再度転送という手順にした。

Xiaomi ACアダプタ

ACアダプタはXiaomiのCDQ02ZMを選択した。

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Type-CのACアダプタは複数持っているけど、20V、2.25Aの最大45Wに対応していて、持ち運ぶことができる限界のサイズがこれ。

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今の所このACアダプタがベストなチョイスという理解だけど、日本で気軽に購入できないのが残念なところか。

今回は充電が必要なガジェットはP10だけだったので、純正のACアダプタも検討したけど、このアダプタは何故かUSB A to Cとなっている。そのためデータ転送用のケーブルに加えて、もう1本充電用のケーブルを持ち歩く必要が出てきてしまうことから、この案は却下した。

Xiaomi ヘッドフォン

溜まりに溜まったPodcastを移動中に聴くために。

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見た目、音質ともに全く文句のないクオリティで非常に気に入っている。現状スマートフォン用の有線ヘッドフォンはこれ一択といったところ。

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イヤホンとしての使い方ではないけど P10のカメラアプリでのシャッターを、イヤホンのボタンを押すことで切ることができるので、手ブレ防止とテーブルフォトで活躍してくれた。

ゴリラポッドとスマートフォンホルダ

OM-D E-M5 Mark IIが乗せられるギリギリのサイズのゴリラポッド。

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今回の旅行では大きな三脚を立てて撮影することはなかったけど、テーブルフォトでは上手いこと利用することができた。

副作用として、こんな風にマンフロットのホルダを介してP10を取り付けると、目線と画面がいい感じ調整できるので、デスクトップPCを触っているような感覚で使える。

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Dropbox Paper

Markdownも使えるクラウドエディタ。

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旅行中に長文を書くことはないけど、旅のちょっとした記録用として。Moleskineのノートの代替えという位置付け。

モバイルでつかうエディタはiOSのUlyssesが気に入っていて、同じようなエディタを探してみたけどAndroidではイマイチピンとくるアプリがなかったので、Ulyssesの次にお気に入りのDropbox Paperをインストールした。Ulyssesほど高機能ではないけど、Markdown記法が使えるのはもちろん、シンプルで使いやすいUIなので、戸惑ったり、違和感を覚えたりすることなく使えた。泊まったホテルで気がついたことや食事の内容、出会った人と話したことなどを忘れないように記録しただけだけど。

使ってみた気がついたのは、Googleの音声入力が思った以上に進化していたこと。これはSiriより優秀な気がする。音声入力を含めた使い勝手は改めて検証して別エントリとしてみたい。

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MUJI 吊して使える洗面用具ケース 杢ネイビー

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ガジェット持ち運び用のポーチ。飛行機に登場した時によくあるアメニティケースに似ているけど、もう少しサイズが大きく、丈夫な感じ。メーカが想定しているのは化粧品や洗面用具を入れるためだそうだけど、ケーブル、SSD、マウス、キーボードもいい感じに入れられる。サイズが16×19×6cmなので、旅行カバンだけでなく、普段使いもできる。撥水、防水加工は無さそうなのが、気になるところか。

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フックがあるので、ホテルもそうだけど新幹線や飛行機内で意外と便利に使えて、価格も1500円とそれほど高くはないので、一つ持っていると重宝した。

持っていったけど使わなかったガジェットとサービス

Amazon WorkSpacesクライアントアプリ

これは、万が一仕事にトラブルが合った時の緊急用のお守りとして。

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P10からAmazon WorkSpacesの仮想デスクトップにアクセスして対応する想定だった。

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旅行中にトラブルも起きなかったため、一度も立ち上げることはなかった。ただ、デスクトップ環境にアクセスできるのとできないのとでは、結構安心感が違う。退路を断って遊ぶという考えもありだけど、やっぱりそこまで覚悟を決められないので。

JuiceSSHクライアントアプリ

これも上記WorkSpaces同様に、Amazon EC2のトラブル対応用として。鍵認証にも対応しているし、動作も軽快。

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結構歴史もあって有名所のアプリなので、入れておいて損はないかなと。ちゃんと使っていないので評価できないけど、日本語入力に難がある(入力はできるけど、漢字変換ができなかった)ので別途検証する必要はありそう。こちらもトラブル対応はなかったため起動せず。

Bluetoothキーボードとマウス

まったく利用しなかった。

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というのも上記 Amazon WorkSpacesとJuiceSSHクライアントアプリで利用する想定だったため。2つで数百グラムなので、大荷物にはならなかったのが幸いか。

検討したけど持っていかなかったガジェットとサービス

iPhone 7、iPad Pro、MacBook、ラップトップ

iPhone 7は上述した通り、SIMを抜きP10に入れて自宅に置きっぱなしに。MacBookとラップトップは写真や動画のバックアップも普段通りにできるし、万が一急な仕事が入っても迅速に対応できる。ただ、カメラの機材に加えてラップトップまで持ち運ぶとなると、家族から白い目で見られるのは自明。iPadも同様。 モビリティを強く意識した結果、スマートフォンと周辺機器だけでなんとかなると判断してこちらも自宅に置きっぱなしに。結果これは正しい判断だったということがわかった。

モバイルルータ

これは小さいので、持っていっても良かったけどWiMAXということもあり、都内で利用するのとは違い電波の心配もある。ラップトップもiPadも持っていかないし、スマートフォンだけで十分だろうという判断。旅行中に大容量のデータ通信をする必要もなかったので、あってもいいけど、なくても困らなかったなといった感想。

モバイルバッテリー

今回の旅で充電する必要があったガジェットはデジタルカメラとP10のみ。いずれにしてもデジタルカメラはモバイルバッテリーを使ったの充電はできないので、P10の充電がメインになったのだけど、上述した通りP10のバッテリはかなり優秀なので、旅行中にバッテリー残容量が不安になるようなことはなかった。モバイルバッテリーは意外に重量もあるし、モバイルバッテリー自体の充電も考慮する必要が生じるため、持参しなくて正解だった。

全体を通して気が付いたこと

結局のところバックアップや万が一のデスクトップ環境へのアクセスを含めて、スマートフォンだけで何とかなってしまうのだということがわかった。

数年前には考えられなかったけど、ポケットに入るものでラップトップの代替になってしまう。旅行中の機動性はもちろん、充電、データの安全なバックアップなどの全体の流れは、むしろラップトップより快適だなといった感想。特に無理したような印象もないので、これからの旅行はPCレス、Macレス前提で行きたいと思う。

今後デジタルカメラに内蔵SSDとUSB 3.1 Type-Cに対応すれば、バックアップや充電は更に快適になりそう。

今回は色々あって当初予定していた海外旅行から国内旅行に変更した。海外ではまた違った結果になる想定なので、次回の旅行で改めて試してみるつもり。

Xiaomi Mi In-Ear Headphone Pro HD ハイレゾイヤホン

少し前に中国土産として頂いたXiaomiのイヤホン。当時はiPhone 7を使っていたことからBeatsのヘッドフォンを利用していたこととiPhone 7からは3.5mmのイヤホンジャックが廃止されたことで、使う機会がなく、箱に入れたままにしておいたのだった。最近HuaweiのP10を使い出したことで、ようやく箱から出してイヤホンとして使えることになった。

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ところでXiaomiは音響機器メーカーではなく、スマートフォンメーカー。メインのスマートフォンやタブレットに加え最近ではWindowsPCやウェアラブル端末もリリースしていて、スマートフォンのグローバルでのシェアは5位に入るという。

残念ながらXiaomiは日本市場には進出していないので、スマートフォンやタブレットを使ったことはないけど、以前に手にしたUSB Type-CのACアダプタがかなり活躍していることもあり個人的には良いイメージを持っている。

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このイヤホン、実は日本でもAmazonなどの一部通販サイトで購入することができ、流通価格は3,500円程度となっている様子。

パッケージ

今どきのスマートフォン同様、きちんとした箱にパッケージされている。

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開けてみると本体の他、イヤーピースが4種類(XS/M/S/L)とポーチが付属していた。日本や欧米のメーカでこの価格帯だと、プラスチックのパッケージにされていたり、付属品も無かったりするので、かなり頑張っている印象。

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本体

見た目については有名所の音響機器メーカーのイヤホンと比較しても特段安っぽさは感じられない。むしろメタルなボディとその丁寧な加工から得られる印象は一昔前の中華メーカーのそれとは全く異なる。

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ハイレゾ対応ということもあって、本体サイズは若干大きいような気がするが、重量はその見た目に反して軽いことと、上述した複数のイヤーピースで耳にうまくフィットさせることができるため、数時間連続して装着していても特段疲れたり痛みを感じるようなことはないはず。

ケーブル

TPE素材でサラっとした感触。ケーブル長は1.25mとなっているが、絡まったりすることは少ない。耐久性に関してはまだ使い始めたばかりなのでよくわからないが、耐久性では悪名高いLightningケーブルのようにすぐ断線するようなことはなさそう。カバンにそのまま放り込んでおいても不安になることはなさそう。

音質

ハイレゾ対応のAV機器を所持していないので、Huawei P10とSpotify、iTunes Musicでの試聴になってしまうが、iPhone 7とBeatsの組み合わせと比較しても気になる点はない。

当然iPhoneやP10付属のイヤホンと比較するとその違いは明らか。低音から高音まで偏りなく解像感があって、耳に突き刺さるような嫌な音も感じない。通勤や通学の電車の中で聴くには十分すぎるクオリティ。スマートフォン付属のイヤホンからアップグレードしたら、かなり満足度できるはず。

リモコン

リモコンはシンプルに、音量調整、曲の再生・停止、変更、Google音声入力の呼び出しとなっている。ボタン間の幅も確保されていて、クリック感もあるので誤操作することもないはずだ。ただしiOS10では再生と停止だけしか反応しないので、実質Android専用と考えた方がいい。

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音楽以外ではカメラアプリでボタンを押すとシャッターが切れるので、手ブレを防いだり、三脚に乗せたりするときには活躍する。

マイク

電話で使ってみたが、相手側から特に音質についての指摘はなかった。携帯電話の音質自体がそれほど高いとはいえないこともあり、電話会議でも十分利用できるはず。 ただ、マイクには、ある程度指向性がありそうなので、動画の撮影や、会議での録音などは別の機材を使ったほうが良さそう。

全体的な感想

スマートフォンとの組み合わせで使う分には全く不満を感じるところはなく、パッケージ、付属品も含めてこの価格で本当に利益を出せているのか疑問に感じるほど。よくやってるなと感心してしまう。

絶対に中国メーカは嫌だという拘りがなければ、使ってみて損はしないはず。万が一耳に合わなかったり、数ヶ月で壊れるようなことがあったりしても、許せる価格設定なので、試聴感覚で買ってみてもいいと思う。

イヤホンだけでなく、スマートフォン、タブレット、PCなどは中国メーカの方が、デザインや品質ともに国内メーカより優れている部分は多くなってしまったなぁという印象。個人で使うには十分だろう。

懸念点があるとすれば事業・商品の継続性、サポート、保守に関しては未知数な部分が多いので、エンタープライズ用途で安心して利用するにはもう少し時間がかかりそうな気もするが。

Huawei P10でAmazon WorkSpacesを試す

Huawei P10を購入する前には全く想定していない使い方だったけど、ふと思い立ってAmazon WorkSpacesのアプリをHuaweiのP10にインストールしてみた。AWSのクライアントのダウンロードサイトにはiPhoneを含めたスマートフォンへの対応は記載されていないので、スマートフォンではクライアントアプリのインストールすらできないという認識を持っていた。

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Huawei P10からAmazon WorkSpacesの仮想デスクトップ環境にアクセスする

Amazon側でスマートフォンでの動作確認が取れていないから記載していないだけなのか、そもそもスマートフォンで使う想定がないから記載していないのかはわからないけど、とにかくインストールまでは問題なく完了した。次にWindowsを利用するためMicrosoftのキーボードと、LogicoolのマウスをP10にペアリングしてみる。こっちはいずれもサポート対象の端末なので問題なくペアリングできる。

通常の手順通りアプリからWorkSpacesにログインしてみるとあっけなく接続が完了し、いつものデスクトップ画面が表示される。

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当たり前のようにP10の画面にWindows10のデスクトップが表示されている。ただデフォルトのままだと解像度が高く文字やアイコンが細かすぎため、デスクトップ側の設定で150%のスケーリングに、かつタブレットモードにするといい感じに表示された。

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通信速度は1M程度あれば十分なのでLTE回線でも問題ない。

良い点

WordやExcelなどのOA用途であれば、レイテンシも感じないし、動作が怠慢な印象もないし、仮想デスクトップで再生した音もスマートフォン側で出力される。またP10とペアリングしたBluetoothキーボードとマウスも問題なく認識される。偶然仮想デスクトップ環境にアクセスしているときに電話が掛かってきたが、特に問題なく通話でき、終話後にWorkSpacesアプリに自動的に戻る。イヤフォンがあれば通話しながらデスクトップ環境で作業することもできそう。

考慮すべき点

・画面転送が途切れる

YouTubeなどの動きの速い動画などを見ると、映像が途切れるような挙動が見受けられた。P10と仮想環境の間の通信速度、仮想環境とインターネットの接続速度はいずれも100Mbps 超となっていること、PCから利用すると同様の事象は見られないことから、考えられる原因はP10側の処理が追い付いていないという可能性が高い。

・外部ディスプレイへの接続

P10を外部ディスプレイに接続してデスクトップ出力できるかためしたが、P10は有線のHDMIには対応していない。そこでPC用のディスプレイにAmazonのFire TV Stickを接続して、P10のマルチディスプレイで使ってみたが、接続されデスクトップは表示されるものの、遅延が大きいのと、表示がボケてしまい実用には程遠い感触。おそらくプロジェクターやテレビなどに接続しても同じような結果になるのではないか。P10をシンクライアントのように使えるのではないかと期待したが、やはりスマートフォンの映像を無線で快適に出力するのは、現時点では技術的に難しそう。有線で出力できればもう少し違う結果になったのかもしれない。

・発熱とバッテリーライフ

P10でWorkSpacesを使っていると発熱が大きい気がするのとバッテリが30分で10%程度減っていくのが気になった。ここは意識しながら使う必要はありそうだ。

ユースケース

何年か前にUMPCを使って四苦八苦した思い出がよみがえった。UMPCとは異なりローカルにWindows10をインストールしているわけではなく、仮想デスクトップにアクセスしているだけなので、デスクトップ環境のスペックが不足するようなことはない。狭い画面でWindows10を動かすには考慮すべき点が多いが、PCやタブレットを持ち運べない、持ち運びたくない環境でもマウスとキーボードだけカバンに放り込んでおけば取りあえず自分のデスクトップ環境にアクセスできるという安心感はある。少なくともこのエントリは仮想デスクトップとP10で書いているが、大きくストレスを感じるようなことはなかった。

最近またUMPCが一部で盛り上がっているし、小さい画面でWindowsを動かすことにはそれなりの需要はあるはずだ。