EPISODE 02

リモートワーク基盤構築の記録

MateBook EとHHKBの持ち運び方を考える

MateBook EとHHKBの組み合わせはかなり気に入っていて、出先でも使うためにちょこちょこ持ち運んでいる。

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ただ少し困るのがその持ち運び方。MateBook EはiPadのSmart Coverのように画面だけを保護するようなケースの種類が少なく、調べてみてもピンとくるものが見つけられないでいる。裸で持ち歩くのもあれなので、せめて液晶保護シートだけでもと、以下の商品を購入した。

f:id:bcorp:20170910142538j:plain NEW MateBook Clear Matte Nano Soft Explosion Proof For Huawei Mate Book 12 Tablet PC Screen Protector Cover(Not Tempered Glass)

AliexpressでHuawei P10のフィルムと一緒に購入。2つ合わせて送料、税込1,200円。5枚入っているので、貼り付けに失敗しても5回まではチャレンジできるけど、特に貼りにくいということはなく、クレジットカード片手に気泡を抜きながら作業すれば失敗するようなことはなさそう。

f:id:bcorp:20170910142633j:plain 気泡も入らずに上手く貼れた

f:id:bcorp:20170910142712j:plain 非常に薄いので、意識しなければ貼っていることは気にならない

f:id:bcorp:20170910142759j:plain カメラ位置の精度も高い

品質は安い割に質感は高めで、剥がれやすかったり傷が付きやすかったりといったことはなさそうな感触。若干画面のギラギラが軽減されるのと、タッチの感触も柔らかくなるのがメリットか。背面をどう保護するか悩んだけど、ボディがメタルということもあり、そこまで神経質にならなくても良さそうなのと、少しぐらいの傷だったら気にしないことにして、そのまま使うことにした。

HHKBについてはそのままカバンに放り込むというのはMateBook E以上に不安。タブレットよりキーボードの方に神経を使ってしまうのは、耐用年数がキーボードの方が長いと考えたから。ざっと検索してみるとHHKBを持ち運ぶ人も一定数は存在するようで、専用ケースもPFUのサイトで販売されている。ただ、わざわざ購入するようなものでもないだろうと、家の中で代替品を探してみる。

見つけたのは以前カメラを買ったときに付属していたOLYMPUSのラッピングクロス Lというカメラ保護シート。

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本来の使い方はこんな感じ。

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ただ本体に巻くだけだと、イマイチなので、両端を適当に縫い付けるといい感じになる。

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クッション素材かつ薄めの生地なので、耐衝撃性はあまり期待できないかなといった感触。目的は傷やホコリの侵入を防ぎたいというのと、カバンの中で他のものと干渉して電源が入ることを防げればいいので、目的としては十分達成できそう。また副作用としてキーボードを使っているときは、クルクル巻いてキーボードレストの代わりにもなる。

本体、HHKB、マウス、ACアダプタ、ケーブル、タブレットスタンドを合わせた重量は1.3kg程度。純正キーボードカバーをつけた重量とそれほどかわらないので、持ち運ぶ限界重量としては許容範囲といったところ。

バラバラ持ち運ぶのは手間だけど、作業効率の観点では、十分な見返りはあるので、しばらくこの組み合わせで使ってみることにする。

Wacom Bamboo Smart でMateBook Eをタブレットとして使う

Huawei のMateBook Eを購入して以降、テキスト入力をメインとして使っているMateBook E。Dropbox Paper、キーボード、マウスでの作業が予想していたよりも快適だったこともあって、タッチパネルが使えるということをすっかり失念していた。

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購入時はタブレットとして使う想定がはなったとはいえ、折角タッチパネルがあるのに試さないのは勿体ないという気持ちが出てきたので、少しだけタッチパネルの使い勝手を検証してみる。

MateBook Eのカタログ上でのタッチパネルの仕様は以下の通り。

項目 仕様
方式 静電容量方式
筆圧感知 2048
リフレッシュレート 60Hz
ペン入力 Wacom AES

指でタッチしてみる

まずは指でタッチ、スワイプ、手書きメモなどを試してみる。パームリジェクションもきちんと認識されていて、遅延や誤タッチが気になることはなく、いわゆるヌルヌルとした感触を味わえる。iPad同様に指で画面を拡縮したりOneNoteに落書きしたりする分には、全く問題なさそう。こうなると指でのタッチだけでなく、ペンの利用も検討してみたくなる。

ペンを使う

MateBook純正アクセサリのMatePen 2がHuaweiからリリースされているけど、本体とは別売りなのと価格が少し高いような気がしたので、取りあえず以前に使っていたWacomの Bamboo Smartが利用できるか確認してみることにした。

前提としてWacom、MateBook EともにBamboo Smartの組み合わせ時の動作については、両社ともに公式にサポートしていない。とはいえ、細かいチューニングは別としてBamboo SmartがサポートしているWacom AES(アクティブ静電結合方式)はMateBook E側でも対応しているので、理屈から言えば使えるはず。

参考までにWindows 10でサポートされているペンの接続方式は、Wacom AES(アクティブ静電結合方式)とMicrosoft Penプロトコル(MPP)。この辺りが少しややこしいので、以下に整理してみる。

ペンの種類 メーカー 型番 接続方式 税込価格
MatePen 2 Huawei 02452415 AES 8,420円
Surfaceペン Microsoft 3UY-00007 MPP 7,980円
Bamboo Smart Wacom CS320AK AES 5,184円
Bamboo Ink Wacom CS321AK MPP / AES 9,698円

以前Surface 3で使っていたSurfaceペンはMPP方式のため、MateBook Eでは利用できない。試しにBluetoothによるペアリングをしたところ、ペアリングは完了するが、ペンによる入力は受け付けてくれなかった。

MatePen 2とBamboo SmartはAESに対応していて、MateBook Eでの利用は可能という想定。また同じWacomのBamboo Inkは、両方の接続方式に対応しているため、Bamboo Smartが利用できれば、Bambook Inkも利用できるはず。

Bamboo Smartの仕様

項目 仕様
長さ 130mm(ペン先収納時、キャップ含む、突起物を除く)
直径 9.5mm(突起部を除く)
重量 約19g
材質 本体:アルミニウム、キャップ:ABS樹脂
電源 単6電池 (1日3時間の使用で約1年間電池の交換不要)

ペン自体の機能

外観はこんな感じ。素材はアルミニウムのため、価格の割に質感は高い。ペン自体の重量はそれほど重さは感じないが少しリアヘビーな印象。ボタンは2つで、アプリから好みのアクションを設定できる。

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キャップは上述した通りABS樹脂製。

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他のペンとのサイズ感を比較

SurfaceペンとPilotのVコーンを比較してみる。一般的なボールペンと比べてもそれほどサイズの違いはないので、ジャケットのポケット、ペンケースなどに入れても違和感なく使うことができるはず。

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ペアリング

特に接続するための設定は不要で、ディスプレイに近づけるといきなり書き始めることができる。これはiPad ProとApple Pencilとの接続より簡単だった。

書いてみる

いきなりの課題

全く問題なく書けるといいたいところだけど、やはり課題はあって、ランドスケープモードで使うと画面右端で突然ペンが認識しなくなる。

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ただこの事象はペンを立てて書くとで発生し、万年筆を使うときのようにペンを寝かせると発生しなくなる。

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ペンとタブレットのどちらに問題があるのかわからないけど、公式サポートしていない以上仕方がない部分か。ただペンにキャップを付けるとリアヘビーなペンバランスになるので、ある程度書き続けると慣れてしまう。

筆圧感知

2048の数値で感知しているのかはわからないけど、こちらは問題なく感知している様子。

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傾き検知

残念ながら利用できない。ペンを立たせ気味だと、インクが途切れるし、寝かせすぎるとインクが出なくなる。癖の強い万年筆を使っているような感触といえばいいのか。

書き味

非常に素晴らしい。Apple Pencilのように画面に触れるとコツコツする感じがうまく抑えられているし、視差も少ない。細かい手書き文字から落書きまで思考を邪魔することなく使えている。

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ただ、本格的な絵を描いたり、イラストを描いたりするのは傾きを検知してくれないこともあって、少し練習が必要なのと、Apple Pencilやマウスのように、任意の場所でページをスクロールするような操作はサポートされていないようなので、ここは工夫が必要なところ。

あくまでも線を描くことを目的としてOneNoteやPower Pointで使う分には全く問題なく利用できるはず。純正のペンを使ったことはないので、比較できないけど機会を見つけて試筆してみたいと思う。

購入時にはタブレットとして使う予定はなかったけど、思ったよりサクサク動くし、液晶の発色も美しい。テキスト入力だけで使うのには少し勿体ない気持ちも出てきたのでもう少し深堀して色々試してみたくなってしまった。

MateBook EのMarkdownエディタを再考

HuaweiのMateBook E、HHKB BT、Logicool M590という現時点では最高の入力環境を手にしたので、次はエディタについて検討したい。

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過去にも使ったエディタを含めて選択した条件は以下の通り。

  • Markdown記法が使えること
  • マルチOS(Windows,macOS,iOS,Android)で利用できること
  • クラウド保存と各デバイスへのSyncがリアルタイムに行われること

ここ一年近くはエディタとしてUlyssesをかなり気に入って使ってきたけれど、このアプリはmacOSとiOSに限定されているのが残念な点。マルチOSに対応していれば文句の付けようがないアプリだと思う。

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そこでMateBook Eで利用するためのエディタとして定番どころのWord、Google Docs、ATOM、Visual Studio Code、Dropbox Paperを順に試してみる。

今時マルチOSというのは厳しい条件ではない気もするけど、探してみるとなかなか気に入ったものが見つからない。そんな中、以前の旅行でメモエディタとして使ったDropbox Paperの使い勝手が良かったことを思い出し、改めて使ってみると、条件をほぼ満たしいそうな感触。

Markdown Windows macOS iOS Android
Microsoft Word ×
Google Docs ×
Ulysees × ×
ATOM × ×
Visual Studio Code × ×
Dropbox Paper

マルチOS、Markdownに対応したDropbox Paper

Windows、Macからはブラウザでアクセス、iOSデバイス、アンドロイドデバイスからは専用のアプリで利用することができるので、マルチOSでという条件にも当てはまる。Markdownについてもサポートされていて、キーボードショートカットも必要十分な感じ。ほとんどマウスを使わなくてもガシガシ入力できるので、書くことだけに集中できる。

特に気に入ったのは、リアルタイムに各デバイスとSyncできること。Windowsで入力した文字列は瞬時にAndroidやiOSデバイスに反映される。UlyssesとiCloudの連携と同じくほとんどレイテンシを感じることなくほぼリアルタイム。

オフィスや自宅でPCを使って書いていた文章をセーブせずに、モバイル端末に引き継げるというのはドキュメント管理のストレスから解放されるし、キーボードでの入力に疲れてきた時に音声入力に切り替えるようなときも、AndroidのGoogle 音声入力から入力した言葉が、瞬時に目の前のPCの画面にも表示されるので、デバイスを使い分けながら一つのドキュメントを作っていくという用途にも向いている。

ポートレートモードで使う

こんな感じでポートレートモードを利用すると、ランドスケープモードと比べて左右の領域までフルで利用できるので、文章を俯瞰するのにも良い感じだ。こういうことができるのも、2 in 1 PCの利点かな。

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ほぼA4の書類を見ているのと変わらない感覚で書いていける。ブラウザアプリなので当たり前といえば当たり前だけど、拡縮もブラウザ側で自由に設定できる。全画面とポートレートモードにしたときの没入感は、下手な外部ディスプレイを使うより快適なのではないか。

費用がかからない

Dropboxのアカウントを持っているという条件で、現時点での利用料金は無料かつ保存容量、保存件数ともに無制限。ただ将来的にはなんらかの有料プランも検討されているようなので、恒久的にすべての機能が無料で使えるという感じではなさそう。サービスの継続性や機能アップデートを考えると有料の方が安心して使えるので、ここは判断が難しいところ。

ファイル管理が不要

作成したドキュメントは明示的に保存する必要はなく、オンラインであれは自動的に保存される。Dropboxのディレクトリに保存されないので、Dropboxのクライアントアプリから作成したドキュメントにアクセスしたり、別のクライアントアプリからDropbox Paperのファイルを開いて編集したりすることはできず、Dropbox Paperの中でフォルダへの移動と検索が行えるだけという設計。(Word形式、Markdown形式のファイルとしてダウンロードはできる)またiOSデバイス、Androidデバイスのアプリでの利用のみとなるがオフライン状態でも利用は可能。

写真がいい感じに挿入できる

ローカルデバイスに保存されている写真を挿入したりDropboxに保存されている写真を挿入したりすることができて、いい感じにリサイズして貼り付けてくる。エディタによっては写真や動画の貼り付け方には結構悩むのでこれは助かる。

シンタックスハイライトしてくれる

最近はあまりコードを書くことはないけど、他人のコードをレビューする時には役立つはず。

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Webサービスリンクの貼り付け

TwitterやYouTubeなどのリンクを貼り付ける際の表現には一般的なMarkdownエディタではなかなか難しいけど、Dropbox Paperではリンクを貼り付けるだけで、いい感じにembededしてくれる。 Twitterリンクを貼り付けると、こんな感じ。

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ダークモードにはブラウザ拡張機能が必要

白背景と黒文字で長時間入力していると目がチカチカしてくるので、背景色や文字色を変えたくなる残念なことにDropbox Paper自体の機能では実現できない。

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そのため今はChromeのプラグインで対応している。

Dark Reader

https://chrome.google.com/webstore/detail/dark-reader/eimadpbcbfnmbkopoojfekhnkhdbieeh/related

ただこのプラグインは、背景を黒にしてくれるだけで、文字の色を指定することなどはできない。Dropboxpaperは他のエディタと比較して、テーマが充実していないのは残念なところ。

Microsoft Edgeとの相性が良くない

マイクロソフトのEdgeブラウザはあまりCPUやメモリを消費しないからか、バッテリの持ちも良くなる気がするので、Dropbox Paperをスタート画面に登録して、Edgeを立ち上げたら直ぐに書けるようにしておけば、Dropbox Paper専用のアプリのようになるのではと考えて、実際に使ってみたところ、1文字目を入力すると文字列が勝手に確定されてしまうことと、ブラウザが何故か頻繁にフリーズしてしまうという致命的な欠点があったため、あえなく却下となってしまった。

今はGoogle Chromeで利用しているが特に問題なく動いていることと、PCを変えても事象は変わらないので、Dropbox PaperもしくはEdgeがバージョンアップするまで待つしかなさそう。

全体的な印象

その他、見出しがh2までしか使えないとか、表組の作成がとにかく楽だとか、好きなフォントが選びにくい、フォントレンダリングが他のOSと比べて汚いなど、細かい点はあるけど、特別大きな欠点にはならなそう。

Dropbox Paperを中心に色々書いたけど、スマートフォンでの利用を考慮しないのであれば、Visual Studio Code、もしくはATOMを、マルチOSが必須なのであれば、Dropbox Paperを、iOS,macOSのみで使うのであれば、Ulyssesが現状ではベターなのかなという感想。

その他、気になるアプリ「Boostnote」 https://boostnote.io/

こちらはモバイルアプリとDropbox Syncに対応する予定とのことなので、実現したら改めて試してみたいと思う。

とはいえ、様々な条件を満たして、「ああ、これでやっと理想の入力環境が整った」と思っても、次々に改善したいポイントがでてきてしまい、結局1~2年に一度はエディタ選びを続けているけど、デバイスもOSもサービスも変化が激しいので仕方ないかなと、あきらめている部分もある。