EPISODE 02

リモートワーク基盤構築の記録

Huawei P10でAmazon WorkSpacesを試す

Huawei P10を購入する前には全く想定していない使い方だったけど、ふと思い立ってAmazon WorkSpacesのアプリをHuaweiのP10にインストールしてみた。AWSのクライアントのダウンロードサイトにはiPhoneを含めたスマートフォンへの対応は記載されていないので、スマートフォンではクライアントアプリのインストールすらできないという認識を持っていた。

www.episode02.com

www.episode02.com

Huawei P10からAmazon WorkSpacesの仮想デスクトップ環境にアクセスする

Amazon側でスマートフォンでの動作確認が取れていないから記載していないだけなのか、そもそもスマートフォンで使う想定がないから記載していないのかはわからないけど、とにかくインストールまでは問題なく完了した。次にWindowsを利用するためMicrosoftのキーボードと、LogicoolのマウスをP10にペアリングしてみる。こっちはいずれもサポート対象の端末なので問題なくペアリングできる。

通常の手順通りアプリからWorkSpacesにログインしてみるとあっけなく接続が完了し、いつものデスクトップ画面が表示される。

f:id:bcorp:20170806200923j:plain

当たり前のようにP10の画面にWindows10のデスクトップが表示されている。ただデフォルトのままだと解像度が高く文字やアイコンが細かすぎため、デスクトップ側の設定で150%のスケーリングに、かつタブレットモードにするといい感じに表示された。

f:id:bcorp:20170806200950j:plain

通信速度は1M程度あれば十分なのでLTE回線でも問題ない。

良い点

WordやExcelなどのOA用途であれば、レイテンシも感じないし、動作が怠慢な印象もないし、仮想デスクトップで再生した音もスマートフォン側で出力される。またP10とペアリングしたBluetoothキーボードとマウスも問題なく認識される。偶然仮想デスクトップ環境にアクセスしているときに電話が掛かってきたが、特に問題なく通話でき、終話後にWorkSpacesアプリに自動的に戻る。イヤフォンがあれば通話しながらデスクトップ環境で作業することもできそう。

考慮すべき点

・画面転送が途切れる

YouTubeなどの動きの速い動画などを見ると、映像が途切れるような挙動が見受けられた。P10と仮想環境の間の通信速度、仮想環境とインターネットの接続速度はいずれも100Mbps 超となっていること、PCから利用すると同様の事象は見られないことから、考えられる原因はP10側の処理が追い付いていないという可能性が高い。

・外部ディスプレイへの接続

P10を外部ディスプレイに接続してデスクトップ出力できるかためしたが、P10は有線のHDMIには対応していない。そこでPC用のディスプレイにAmazonのFire TV Stickを接続して、P10のマルチディスプレイで使ってみたが、接続されデスクトップは表示されるものの、遅延が大きいのと、表示がボケてしまい実用には程遠い感触。おそらくプロジェクターやテレビなどに接続しても同じような結果になるのではないか。P10をシンクライアントのように使えるのではないかと期待したが、やはりスマートフォンの映像を無線で快適に出力するのは、現時点では技術的に難しそう。有線で出力できればもう少し違う結果になったのかもしれない。

・発熱とバッテリーライフ

P10でWorkSpacesを使っていると発熱が大きい気がするのとバッテリが30分で10%程度減っていくのが気になった。ここは意識しながら使う必要はありそうだ。

ユースケース

何年か前にUMPCを使って四苦八苦した思い出がよみがえった。UMPCとは異なりローカルにWindows10をインストールしているわけではなく、仮想デスクトップにアクセスしているだけなので、デスクトップ環境のスペックが不足するようなことはない。狭い画面でWindows10を動かすには考慮すべき点が多いが、PCやタブレットを持ち運べない、持ち運びたくない環境でもマウスとキーボードだけカバンに放り込んでおけば取りあえず自分のデスクトップ環境にアクセスできるという安心感はある。少なくともこのエントリは仮想デスクトップとP10で書いているが、大きくストレスを感じるようなことはなかった。

最近またUMPCが一部で盛り上がっているし、小さい画面でWindowsを動かすことにはそれなりの需要はあるはずだ。