EPISODE 02

非ITエンジニアが取り組むリモートワーク基盤構築の記録

MacBook USB Type-Cのメリットと課題

MacBookには充電用と外部接続用の端子としてUSB Type-Cが1ポート搭載されている。USB Type-Cについては初めて本格的に利用する事になったのだが、いくつかメリットと課題が見えてきたので、現時点の状況をメモしておく。

USB Type-Cについて整理

f:id:bcorp:20170219112617j:plain

形状

USB 3.1規格に追加されたコネクターの種類のこと。iOSのLightning端子同様に表裏の区別なく利用することができる。そのためACアダプタや周辺機器、本体に挿す時に表裏を意識する必要はなくなるのがメリットのひとつ。

電力能力の向上

ACアダプタ、本体、ケーブルがUSB Type-Cに対応している前提で、最大5V/3A=15Wでの電力供給が可能になる。また拡張規格として、「USB Power Delivery」に対応している機器では、最大5V/20A=100Wで供給できる。今回購入したMacBookには29W USB-C電源アダプタが付属しているのでACアダプタ、ケーブル、MacBook本体共に「USB Power Delivery」対応という認識。

データ通信速度の向上

USB Type-Cはコネクタの規格なのでデータ通信速度とは無関係であるが、アップルの公式サイトによるとMacBookはUSB 3.1 Gen 1(最大5Gbps)の通信速度に対応している。従来のUBS2.0が最大で480Mbpsなので、概ね10倍の転送速度となる。

実際どうなのか。

以上を踏まえた上で、実際に数日間MacBookを積極的に運用してみた感想を。

形状

表裏を意識しない形状やホスト側、クライアント側といった区別もないのはストレスフリー。それによりMacBook本体のポートやケーブルを痛めたりキズをつけたりする可能性も低くなるので、抜き差し可能回数も大きく向上するはず。

Type-C to Type-Cケーブル

f:id:bcorp:20170219112811j:plain

上述した通り、最大の電力パフォーマンスを発揮するにはケーブルも条件のひとつなので、粗悪なものは避けたいところ。MacBookに付属するケーブルは、電力供給の観点では信頼できるけど、耐久性に優れた印象ではないので、別途AnkerのPowerLine+ USB-C & USB-C ケーブルを購入した。購入の際にAmazonで色々検索してみたが、micro USBケーブルやLightningケーブルと比べ選択肢は限られているのが現状。

ACアダプタ

f:id:bcorp:20170219112957j:plain ※Anker PowerPort+ 5 USB-C USB Power DeliveryとアップルのiPad用アダプタ、MacBook用のアダプタ。

ACアダプタについてはケーブル以上に深刻で、モバイルを想定したType-CかつPower Deliveryに対応しているのはアップル純正のACアダプタくらいしか見つけられていない。

f:id:bcorp:20170219112905j:plain

試しにAnkerのPowerPort+ 5 USB-C USB Power Deliveryを購入し、充電時間を計測したところ、MacBook側では45Wと認識されていて、66%から99%まで45分程度で充電が行えたが、サイズ、重量共に持ち運びに適したサイズではない。

f:id:bcorp:20170219113557p:plain

そのためAnkerのPowerPort+ 5 USB-C USB Power Deliveryは自宅のデスクに設置し、出張など長期の外出時にはアップル純正のアダプタを使う方針とした。

モバイルでの充電

MacBookのバッテリーは、ほぼ1日使えるため、毎日のようにアダプタを持ち歩く必要はなさそうなのでiPad Pro同様に夜中にフル充電しておき、昼間はバッテリーで稼働させる運用。とはいえ万が一のバッテリー切れに備えて普段持っているiPad ProのACアダプタから給電を行えることも確認しておいた。

f:id:bcorp:20170219114001j:plain

10Wかつmicro USBからアダプタを介しての給電となるので、当然充電時間は遅くなること、MacBookを使いながらだと充電は出来ず給電のみになることは意識しておく必要はある。将来的にはMacBookのACアダプタでMacBook、iPhone、iPad、その他microUSB対応機器の充電を行えるようにしたいが、ケーブルの種類や変換アダプタを揃えるのにもう一工夫が必要になりそうだ。

外部機器との接続

f:id:bcorp:20170219114144j:plain

MacBook以外の手持ちの機器は全てType-Cには非対応。当初Type-Cからmicro USBケーブルを購入する想定だったが、適当なものが見つけられなかったため、アップルのUSB-C USBアダプタを購入している。あまり外部機器と接続する予定はないが、いざという時に手詰まりになるのも嫌なので、念のため。

まとめ

f:id:bcorp:20170219114202j:plain

条件を満たせば高速な充電時間、表裏、方向を気にしないポート、高速なデータ転送などメリットは大きい。ただ現状ではケーブルやACアダプタの種類が少ないこと、Type-C非対応機器と接続する際にアダプタを繋げるのが煩雑になるなこと、対応機器の価格が総じて高めであることが課題と感じている。

MacBookのポートが一つしかない部分については、バッテリ持続時間が想定したより長時間だったことから、充電しつつ外部接続するといったシーンはあまりなさそうなので、気にする必要はなさそうだけど、会社や自宅のデスクでデュアルディスプレイにしたり、プリンタやスキャナなどと接続したりといったユースケースが想定される場合はまた別の課題が出てきそうではある。

新規格かつシビアな規格なので、Type-C対応の機器が少ない現状では、ケーブルやACアダプタのラインナップが増えるのに時間がかかるのは仕方ないところ。