EPISODE 02

非ITエンジニアが取り組むリモートワーク基盤構築の記録

SIMフリーiPhone 7を購入する理由

iPhone 7はドコモ、ソフトバンク、KDDIの3キャリアの他にSIMフリー版もリリースしている。ざっと購入先ごとに比較、検討をしてみた結果、今回はSIMフリーのiPhone 7 128GBを購入した。以下検討した内容をメモしておく。


技術的要因

数年前、所謂フィーチャーフォンが全盛だったころの端末は、キャリアメールや電子マネーな決済サービスなど、キャリアが提供するサービスを利用する前提で、各メーカーがキャリアブラントの端末として製造していた。そのため、SIMフリーの端末にキャリアのSIMを入れても、音声通話やSMS程度しか使うことができなかった。

ところが、スマートフォンの普及とともにキャリアの提供するメールや決済サービスは衰退し、アップルやグーグルの提供するサービスに一気にシフトした。アップルがiPhoneで提供するサービスは、キャリアの独自サービスとは無関係に利用することができるため、ユーザは好きな時に好きな場所で、好きなSIMを端末に入れるだけで、アップルが提供するiPhoneのすべての機能を利用できるようになった。以前のようにキャリアを変更したらメールアドレスが強制的に変更になったり、決済サービスなどが利用できなくなるということもなく、世界中どこにいても同じサービスを受けられる。

政治的要因

総務省の「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関するガイドライン」を提示するなど携帯電話の商習慣の議論も白熱している。多少議論の内容に違和感がある部分もあるけど、極端な話「ハードと通信サービスは分けて販売するべき」という方針を打ち出せば、概ね課題は解決するような気はしている。

ユーザは量販店に行ってパソコンや家電同様に好きな携帯電話を購入し、必要であれば別途SIMの契約も行う。ハードと回線が別サービスになることによる煩雑さも多少はあるけど、少なくともハード購入時に特定のユーザだけにメリットが出るような販売方法は難しくなるはずで、現状の不公平感もなくなるはずだ。

社会的要因

スマートフォンが普及する前はキャリアメールによる連絡が一般的だったけど、現状は社会全体でLINE、Facebook、Instagram、Twitterなどのサービスに移行しておりコミニュケーションが多様化したというのが大きい。どこのキャリアを使っているのか、というのは重要な要素ではなくなりLINEモバイルのように、特定のサービスが無料で使えるといった自分が使っているサービスでいかに利便性があるかという方が重要になっている。
好みの端末に好みのサービスを提供するSIMを入れて使うというのは、従来のキャリアサービスとは異なるが、今となっては自然な流れという感覚はある。

経済的要因

購入前にざっとハードウェアの価格と通信費用について試算した。

今回購入したiPhone 7 128GBを一括で購入した時の価格は以下の通り。

購入場所 税込価格
docomo 93,960円
KDDI 90,720円
SoftBank 99,840円
Apple 90,504円

どこのキャリアも大差なく、通話定額プランとパケット通信量5GBで月額費用は5,500円程度。対してMVNOは、多様なプランを用意しているため、単純比較はできないがBIGLOIBEでの契約を想定し、可能な限り条件を合わせると、2,800円(3分かけ放題+パケット通信量6GB)程度となっている。

2年間での総額試算はざっくりと以下の通り。

契約キャリア 本体税込価格 2年間の通信費 合計
docomo 93,960円 132,000円 225,960円
KDDI 90,720円 132,000円 222,720円
SoftBank 99,840円 132,000円 231,840円
Apple+BIGLOBE 90,504円 67,200円 157,740円

2年間では7万円以上の差額となり、iPadをもう一台買えてしまうような差額となる。

ということで、様々な角度から検討した結果、現状ではSIMフリーのiPhoneを選択した。誰もがSIMフリー端末とMVNOが最適な組み合わせとは限らないが、購入前に多少面倒ではあるが比較検討をすることで、より快適にスマートフォンが使えるようになるはずだ。