EPISODE 02

リモートワーク基盤構築の記録

macOS Serverのキャッシュサービスを2ヶ月近く使ってみて

今年の8月に設定したmacOS Serverのキャッシュサービスを2ヶ月程度運用してみたが、この機能は期待していたより有効に動作している感触。

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9月はAppleからiOSとmacOSのメジャーアップデートがったことに伴いApp Storeから各種アプリも更新されている。OSのアップデートもそうだけど、ここ数年はアプリ自体のファイルサイズが異様に大きくなっていて500MBから1Gを超えるものも当たり前になっている。LTEでのダウンロードはiOSでダウンロード可能なファイル容量の制限があるため、Wi-Fiを利用してのダウンロードが前提なのであるが、オフィスのWi-Fiを一斉に利用すると、一気にオフィスのインターネットトラフィックが輻輳してしまう。

上記エントリーでも触れたがiPadとMacのアップデートを行う際に、キャッシュサービスが設定されたServerと同一セグメントにある端末では、一度ダウンロードしたOS、アプリは再度App Storeにデータを取りに行く必要はないため、インターネットトラフィックの輻輳を心配することはない。そのため、端末にダウンロードするファイルの転送も高速だ。

エンドユーザ観点では、端末へサービスを設定したり、利用にあたって特別に何かを意識したりすることなく利用できるのも良い点の一つ。また副作用として、端末配布前のキッティング時に一斉にアプリをダウンロードしたりするときにも有効。数百台、数千台規模であれば物理サーバの台数を増やすことで、何れかのサーバがキャッシュしたデータを参照し差分データを一方のサーバからダウンロードする。

注意点としてキャッシュするファイルサイズを制限しておかないと、ディスクが空いている限り増えていくため、Server.appにキャッシュ可能なサイズを設定しておく方が安全といえそう。

さらに詳細な設定が必要な場合は、/Server/Caching/Config/Config.plist 内のパラメータを書き換えることで、環境に合わせた設定に変更することも可能だ。

サーバとしては割りと地味な機能なので、普段は管理者もエンドユーザも意識はしないけど、ネットワーク負荷も軽減されるし、アプリのインストールも高速になるし使っておいて損はしないサービスという認識。