EPISODE 02

非ITエンジニアが取り組むリモートワーク基盤構築の記録

iPadのキッティング

Server.appの設定が完了したら、実運用に向けて端末の配布を検討する。購入してきた状態でエンドユーザに配布してエンドユーザ自身で設定するのが管理者としては一番楽だけど、サポートや端末管理の観点から初期設定を実施し、エンドユーザがすぐに利用できる状態で配布するのが望ましいはず。

配布までの大まかな手順は以下の通り

1)VPPでのアプリ購入
2)開梱
3)監視対象への移行
4)プロファイルマネージャへの登録とパスコード設定
5)Serve.appのサービス登録
6)VPPで購入したアプリの配信
7)iBooksへのコンテンツ配信
8)動作確認と梱包

ここではApple IDの登録はせずアプリは全てVPP経由で配信する想定。また過去にエントリしたServer.appの設定が完了している前提。

VPPでのアプリ購入

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端末に配信する予定の数量だけアプリを購入しておく。キッティング終了後でも配信はできるので、あまり深く考えずに当初利用するアプリだけを購入でも良さそう。

開梱

化粧箱から端末と付属品を取り出して、数量の確認と必要に応じて管理番号シールなどを貼り付けておく。作業中にどのユーザに配布する端末かわからなくなってしまうことを防ぐためという意味合いもある。

監視対象への移行

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端末を監視対象に設定する。ここも1台ずつやるのは面倒なため、USBハブを利用して一気に複数台の設定を行なう。ただ30台以上同時に実行しようとすると、ハブの電源供給の問題なのか、Apple Configurator 2で端末をうまく認識しないことがあるため、10台、多くても20台以内にとどめておいた方が良さそう。

プロファイルマネージャへの登録とパスコード設定

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監視対象の設定が完了したら、プロファイルマネージャへ端末を登録する。ここは手作業で実施するので多少面倒な工程だけど、ここがキッティング作業のキモなので、淡々と作業する。プロファイルマネージャで登録したポリシーはこの時点で端末に適用される。

Serve.appのサービス登録

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ここも手作業で、端末に入力する項目が多いけど、この項目が完了すれば、端末をリモートで操作できるようになるので頑張って作業する。あまりにも台数が多いようであれば、プロファイルマネージャで構成プロファイルを作成して配信する手段も検討した方が良いかもしれない。

VPPで購入したアプリの配信とiBooksへのコンテンツ配信

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この作業は遠隔で配信することができるので端末を個別に操作する必要はないが、端末がロック中だとインストールまでは完了しないため、プロファイルマネージャから配信指示を出した直後に端末ロックのみ解除しておく。また容量の大きなアプリは、LTEでダウンロードできなかったりダウンロードまでの時間がかかるため、可能な限りWi-Fi経由で実施する。Server.appと同じネットワークのWi-Fiに接続することでキャッシュも利用できるためダウンロードはより高速になるはずだ。

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動作確認と梱包

上記手順が完了したら端末の動作確認とアプリ、コンテンツが正しく配信されていることを確認する。これは端末での目視に加え、プロファイルマネージャ管理画面からも確認しておく。

キッティングは運用に入る前の一番神経を使う作業。手作業で行なう設定は面倒なのとミスも誘発するため、可能な限りプロファイルマネージャなどのツールを活用して端末を自動構成していく方法を設計していく方が近道になると思う。

上記手順は1台、2台ならば力技でやり切っても問題は出なさそうだけど、10台以上となると手順書とチェックシートは必ず用意した方が良い。管理担当者が変更になってもすぐに引き継げるし、故障修理の際の再キッティングもスムーズにできる。