EPISODE 02

リモートワーク基盤構築の記録

iPadをリモートワークで利用するための検証環境構築

さしあたり足元を固めるため検証用の環境を構築してみる。

必要なものと手持ちの機材の整理

まず机上で必要なものを整理した。ミドルウェアは別として最低でもサーバ、OS、ルータ、ストレージ、通信回線、固定IPアドレス、ドメインは必要だろう。新規でハードウェアは購入せず、可能な限り手持ちの機材を流用する方針ですすめた。

サーバ 
以前に購入したMac miniがあったため、これを流用することにした。カタログスペックは以下の通り。

Apple Mac mini 2014
CPU:2.6GHz Dual-Core Intel Core i5
メモリ:8GB 1600MHz LPDDR3 SDRAM
ストレージ:256GB Flash Storage
OS: OS X El Capitan

ストレージをHDDからSSDに変更しているけど、ハードもOSもごく普通のMacだ。検証用としてはオーバースペックのような気がするが、新たに購入するのもあれなのでこれを流用。2年位前に11万円程で購入している。当然OSもインストールされているので、OSXで構築すれば新たにOSを選定する必要はないはず。

ルータ
これも環境を整える上で必須だが、自宅で以前に利用していたものを持ち込んだ。カタログスペックは以下の通り。

AirMac Extreme 802.11n (第 5 世代)
周波数帯域:IEEE 802.11a/b/g/n
ラジオ出力:2.4GHzと5GHz(同時対応)
互換性:NAT、DHCP、PPPoE、VPNパススルー(IPSec、PPTP、L2TP)
セキュリティ:WPA/WPA2、MACアドレスフィルタリング、NATファイヤウォール
インターフェイス:ギガビット Ethernet WANポート1基、LANポート3基

書いていて気がついたがこのルータ2011年の発売。5年も前の機種だけど機能的にも不足はないのでこのまま流用。本番では無線LANが11ac対応に変更してもよいと思う。

ストレージ
上記Mac miniでTime Machineによるバックアップディスクとして利用していた外付HDDを流用。容量は1TBあるので検証用としては十分だ。USBでAirMac Extremeに接続する想定。

モニタ・マウス・キーボード
モニタは、デスクにある自分のMacBookと併用する。初期セットアップでしか利用しない想定なので、専用モニタは用意しない。マウス・キーボードについては、以前にMac miniで使っていたものを流用。

通信回線
新たにプロバイダ契約し光ファイバーを1本引いた。ちなみにONUは無料貸与となっていた。
通信速度は上下とも安定して100Mbpsは出ているようなので、特に問題はなさそう。

ドメイン
適当にお名前.comで取得。なんでも良いといえばなんでも良いが、作業が楽になるように短い文字列を意識した。

固定IPアドレス
DDNSも検討したが設定、障害時の切り分けが面倒になりそうなため、プロバイダの固定IPサービスをオプションで追加契約。

ハードウェアとOSは新規購入せずに手持ちで済ませることができた。普通にApple Storeで新規購入すると15-18万程度か。ドメインは数千円、通信回線と固定IPアドレスで月額5,000円程度が発生する。本番では冗長化したりファイヤーウォールを入れたりする必要もあるだろうが、検証環境ではスコープの対象外とした。

セットアップと各機器の疎通確認

AirMac Extremeの設定
光ファイバーが開通し固定IPアドレスが付与されたら各機器が正常に通信できることを確認する。とは言っても、自宅のネットワーク設定と同じレベルでいたって簡単。

AirMac Extremeの電源を入れ、手持ちのMacBookからAirMacユーティリティを利用して、プロバイダから付与されたインターネット接続用のIDとパスワードを入力し、DHCPをONにする。IPアドレスは10.0.1.1をルータにクライアントは10.0.1.2〜10.0.1.200とし、SSIDとパスワードも任意のものを入力。

Mac miniはEthernetでAirMac Extremeに、その他のクライアントはWi-Fiで接続する設定。またHDDはUSBでAirMacExtremeに接続しファインダから認識することを確認。ルータ設定はこれで完了。念のため、クライアントのMacBookからインターネットに接続し、プロバイダから振り出された固定のIPアドレスで通信できていることも確認しておく。

f:id:bcorp:20160811152953j:plain

Mac miniの設定
これも普通に家で使うMacと大きく変わらないが、個人で利用しているAppl IDを設定すると、何かと問題がおきそうなため、セットアップウィザードからMac mini用のAppl IDを取得しておいた。サーバとして動かす想定なので、Mac miniのIPアドレスは10.0.1.100で固定した。

設定手順

システム環境設定>ネットワーク>Ethernet>
IPv4の設定:DHCPサーバを使用(アドレスは手入力)
IPアドレス:10.0.1.100
サブネットマスク:255.255.255.0
DNSサーバ:10.0.1.1

f:id:bcorp:20160811154018j:plain

今回はインターネットと各機器間が正常に疎通することを確認するだけなので、一旦これで完了。単純作業なので、つまずくことはなかった。