EPISODE 02

モバイルワークを試行錯誤するブログ

Mate 10 Pro 1ヶ月使用レビュー

2月の初旬にMate 10 Proを購入してから約1ヶ月半が経過し色々と分かってきたこともあるので、この辺りでの使用感をメモしておく。

ここ数年のスマートフォンの購入履歴はNEXUS 6 > iPhone 7 > P10 > Mate 10 ProとなっていてAndroidの方が利用している機種も多く使っている時間も長い。スマートフォンに関しては端末メーカやOSに大きなこだわりはないので、その時に一番使いやすそうな機種を使っている感じ。

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NEXUS 6以前はiPhoneをオリジナルの時代から毎年買い替えていたけど、iPhone 6 Plusを最後に買い替えサイクルもストップしている。

Mate 10 Proの購入直後レビューは2月の初旬にエントリした。

サイズ

6インチのディスプレイサイズはiPhone 7、P10からの移行を検討した際に最も気になった点。NEXUS 6のように重すぎたり大きすぎたりしたら、持ち運ぶことが苦痛になり結果使わなくなってP10に戻してしまう可能性もあったけど、実際に使ってみてその懸念は杞憂に終わった。

持ち運びは平日はジャケットの内ポケットもしくはカバンに入れて、休日はパンツの後ろポケットに入れることで、ギリギリではあるけどP10やiPhone 7とかわらない持ち運び方ができている。そのサイズに違和感を覚えたり、毎日の持ち運びが面倒になることは無かったのは狭額縁なデザインと、その薄さからか。夏にジャケットを着用しないときの持ち歩きは別途考慮しようと思う。

防水・防塵

IP67相当の防水・防塵性能を持っているけど、今の所バスルームで使ったり、埃の多い場所で使ったりすることはないので、特に恩恵は受けていない。これから梅雨や夏を向かえるので、保険的な役割としてはあった方が良いのではないかという程度。

レスポンス

スマートフォンでゲームはやらないので評価はできないけど、普段使っている中でレスポンスが気になることは無かった。CPUがKirin970と、現時点で最高レベルの性能を持っていること、またメモリが6GBと十分な容量ということもあって、アプリ複数を立ち上げることによる動作の怠慢が気になったり、OS自体がフリーズしたりということは経験していなく、かなり安定して利用できている。

メモリ、ストレージ

メモリの使用量についてはアプリを切り替える度に表示されるので、常に把握することができる。ちょこちょこ確認はしているけど、表示される空き容量が2GBを下回るところを見たことはなく、空きメモリが3GB付近を行ったり来たりしている感じ。本体で確認すると一日の平均メモリ使用量は3.19GBとなっていた。

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ストレージ容量は128GBで外部SDカードは利用できない。ストレージ容量は意識せずに使っているけど、1ヶ月半使って約28GBを消費している。この内ファームウェアとキャッシュで約9.5GB、アプリと写真や動画、その他で19.5GB程度。

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Googleフォトなどを使えばもう少し削減できる気がするので、ストレージ容量はしばらく不足することはないという予測。

ストレージ速度は使っている中で、再起動やアプリの立ち上げが早いなとは感じていたけど、ベンチマークアプリで計測したところスコアは14307となっていて、実際の書き込み読み込み速度も高速。

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参考までにGalaxyS8との比較は以下の通り、すべての項目で上回っているので、速度はスマートフォンの中ではかなり高速なのではないだろうか。

項目 Mate 10 Pro Galaxy S8
Storage score 14307 5286
Internal sequential read 660.15MB/s 621.56MB/s
Internal random read 34.41MB/s 14.11MB/s
Internal sequential write 173.59MB/s 132.32MB/s
Internal random write 24.93MB/s 2.89MB/s
External sequential read 671.5MB/s 529.7MB/s
External random read 34.79MB/s 13.69MB/s
External sequential write 177.65MB/s 132.4MB/s
External random write 24.58MB/s 2.9MB/s

ネットワーク

ネットワークは自宅のWi-Fi環境もIPv6に変更することもあり、インターネットを利用する時の実行速度は150-300Mbpsとなっている。自宅で使う分には必要十分な帯域と速度が確保できている。

モバイル時はソフトバンクとドコモのMVNOの2枚を挿入していて、両方共にLTEの通信速度でストレスを感じることはない。外的要因でLTEの速度低下や圏外があったとしても、その都度キャリアを切り替えれることで、大抵の場合速度やエリアの問題は解決している。エリア・速度の観点からもデュアルSIMは意外に利点が多い。

このため自宅、出先ともに通信速度が原因でレスポンスが悪くなるようなことはない。

文字入力

文字入力のレスポンスはデフォルトでインストールされているIMEのiWnnに慣れなかったため、早々にGoogle日本語入力に切り替えて利用している。ソフトウェアキーボード、外付けキーボード、音声入力ともにレスポンスで気になる点はなさそう。

その他

強いて言えば、まれにLINEで写真やスタンプが即時表示されないことがある。ここはMate 10 Proに問題があるのか、OSに問題があるのか、アプリに問題があるのかうまく切り分けできていないけど、レスポンスで気になる点をあげればその程度か。

ケース

標準で添付されているTPUケースをしばらく使っていたけど、その後純正のフリップケースを別途購入して数週間使っていた。

ケースのレビューは以下にエントリーしている。

純正品なのでクオリティも高めかつ、価格も2,000円程度と良心的だけど、難点に感じられてきたのがフリップをひっくり返して使う際に、背面にある指紋認証センサーが塞がれてしまうこと。普通に使っている分にはいいのだけど、指紋認証が必要なアプリを使う時や、スリープから復帰する時に都度フリップをひっくり返すのが面倒になり、今は別のリアケースに切り替えている。

購入したのはMofiのファブリックケース。

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年末にAmazon Fire HDを購入と同時に購入したファブリックケースの質感が気に入っていたので、今回も同じ素材のものを探した。

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ネットで検索しても日本の販売店や通販では見つけられなかったため、今回は海外通販で購入。送料込み750円位だった。

肝心の質感だけど、細かい織り込みになっているためか、肌触りが良い。

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汚れも傷も着きにくいし、着いとしても軽く拭き取ればすぐに落ちる。ファブリック素材のケースの選択肢は限られているけど、AmazonのFire HDや、Google Pixel 2の純正ケースにも採用されているので、今後はもう少しラインナップが増えていくかもしれない。

ディスプレイ

OLEDのディスプレイは、当初発色の良さに感動したけど、あっという間に慣れてしまった。逆に他のスマートフォンを使うと違和感を覚えるので、今後購入するスマートフォンはOLED搭載が前提になりそう。またOLEDのメリットとしてAlways On Displayが設定できるので、ロック状態でも時刻や端末の情報が確認できるのが気に入っている。

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バッテリーと充電

Mate 10 Proのバッテリー容量は4,000mAhとスマートフォンの中では大容量。当初は2日は持つかなと考えていたけど、実際は1日~1.5日程度。使っているアプリの中でバッテリーを一番消費するのはデスクトップモードを使ってWindowsの仮想環境にアクセスするときと、YouTubeやNetflixなどの動画を観ているとき。ディスプレイのサイズが大きいのとOLEDディスプレイの発色がきれいなので、動画の閲覧時間が増えてしまうのがバッテリ消費の要因か。

充電は標準添付されているACアダプタとUSBケーブルを使うことでHuawei独自の超高速充電が可能になる。これにより1時間もあればフル充電できるので、朝起きてから出かけるまでに充電しておけば、帰宅するまでバッテリー切れの心配がなくなる。

おかげでバッテリー容量不足を気にしてACアダプタや数百グラムあるモバイルバッテリーを持ち歩く必要がなくなったのはかなりのストレス軽減。

イヤホン

Mate 10 Proから3.5mmのイヤホンジャックが廃止されたので、AirPodsを利用している。最初のペアリングがiOS端末と比べてひと手間多いけど、一旦ペアリングしてしまえば、AirPodsのケースから取り出すと自動的にペアリングされるので、普段使っている分にはiOSと変わらない。

極稀に通信が瞬断したり、片方のイヤホンだけ聴こえなくなったりするのが気になるといえば気になるけど、頻繁に発生するわけではないのでしばらくAirPodsを使っていく予定。

Bluetooth

環境に依存する気はしてるけど、手持ちの機材との相性が良くない様子。特にキーボード、マウスの接続は悪く結局積極的に利用するのを諦めている状況。

P10やiPhoneでは同じ事象は起きていないので、Mate 10 Pro固有の問題かもしれない。

ブラウザ

今まではGoogle Chrome、Firefoxを使ってきたけど、最近はSamsungのブラウザを使っている。

デスクトップモードでも、スマートフォンのモードでも高速、高機能で、特にコンテンツブロックは気に入っている機能。ブラウザ表示も速くなるし無駄なパケットも消費せずに済む。

iOSと違ってデフォルトブラウザを固定できるのはAndroidのメリットのひとつか。

カメラ

P10との大きな差分はAI的な機能で最適な写真が撮れることだけど、普段使っている上AIを意識することはなさそう。

出てくる画像はLEICAブランド名が刻まれたSUMMILUX-H 1:1.6のデュアルレンズとNPUの連携でLEICAのカメラとレンズっぽい写真が撮れる。(気がする)

Mate 10 Proを使うことで写真が上手くなるようなことはないけど、手ブレやホワイトバランスが崩れるなど、失敗する写真が少なくなった。若干逆光時にフレアが出るけど撮り方次第で何とかなるかなといった印象。

以下サンプル写真を何枚か。

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電子マネー

Android Payをイマイチよく理解していないこともあって、コンビニでの買い物や電車移動などはすべてApple Watch 3に設定したApple Payを利用している。iPhoneは普段持ち歩いていないけど、今の所不都合はなく正常に決済されている様子。

ここはApple WatchをLTEモデルにしておいてよかったなと思うところ。設定やアプリのインストールにはiPhoneが母艦として必要になるのが若干面倒ではあるけど、アップルが想定している使い方ではないので、工夫しながら使っていくしかないかなと。

デスクトップモード

自宅や会議中のモニタ、ディスプレイに接続して大活躍中。ただ対応しているアプリがまだ多くないので、今はAWSのWorkSpacesにアクセスして仮想環境上のWindowsデスクトップにアクセスして使っている。

SamsungのS8、S8+でも同じようなことができるけど、Mate 10 Proでは、デスクトップモードを利用しているときでも、本体を操作できたり、好みのIMEや外付けキーボードが使えたりと、現状ではMate 10 Proの方がメリットが大きそう。

デスクトップモードは使えるスマートフォンが限られているけど、Androidの標準機能として利用することができるようになれば、さらにスマートフォンの使い方の幅は広がっていくはずなので、ぜひとも他のメーカでも採用してほしいところ。

ラップトップ、タブレットとの棲み分け

Mate 10 Proのディスプレイサイズが大きくなることで、ラップトップやタブレットを使う機会が極端に減ってしまっている。ラップトップやタブレットの利用頻度が下がったのは、上記デスクトップモードを積極的に利用するようになったのが要因だと考えているけどその他にも、

モバイルでの利用を想定した場合iPad ProやWindowsタブレットでできることのタスクのほとんどは、Mate 10 Proでできてしまうので生活サイクルの中から必要とされなくなってしまったこと、

1kg前後になるタブレットやラップトップを持ち歩くのが段々億劫になってきて、移動中は読む、観るなどのインプットに集中し、自宅やオフィスに着いたらデスクトップモードに切り替えて一気にアウトプットするという使い方をすると効率があがることに気づいたこと、

など、Mate 10 Proでかなりモバイルワークのあり方は変化した印象。まだ使い始めて1ヶ月半ということもあり理想的な環境が完璧に構築できたわけではないけど、概ね理想に近づきつつある。今後デスクトップモードで4K表示ができるようになったり、対応するアプリケーションが増えたりすればPCやMacが不要になるかもしれない。

P10か、Mate 10 Proか

Mate 10 Proを購入する前には同じHuaweiのP10を使っていた。5.1インチのIPS液晶、7mmを切る薄さ、LEICAのレンズが搭載されていることなど今でも魅力はたくさんある端末。Mate 10 Proとのお大きな差分は、デスクトップモードが使えることと、6インチのOLEDディスプレイが搭載されていることだと思っている。

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そこに興味がなければ価格差が3万円程度はあるので浮いた分をAmazon Fire HD 10などのコストパフォーマンスの高いタブレットと組み合わせてもいいかもしれない。両方合わせても6-7万円程度で購入できるので、Mate 10 Proを買うよりもコストは抑えられる。

Fire HDは癖がたくさんある端末だと思うけど、お互い機能面で補完しあえるので、使い方次第ではiPhone X+iPad Proの組み合わせ以上に楽しめるのではないだろうか。iPhone+iPadはお互いに尖ったところがない分、何も考えずに快適な環境を提供してくれるけど、機能面で重複する部分が多いので、そのうちiPadの出番が減ってくるような印象はある。

まとめ

Mate 10 Proを使うにあたって細かい課題はいくつかあるけど、全体的に大きな不満はなくHuaweiのフラグシップモデルに相応しい優秀なスマートフォンだと思う。

MWCで2018年モデルもいくつか発表されているけど、Mate 10 Proと比較して革新的なモデルが発売されるような印象もないので、しばらくはMate 10 Proでどこまでできるのか継続的に検証していくつもり。

JAPANNEXT 4Kモニタ IPS2770UHDレビュー

ここ最近視力も落ちてきたせいか、気になってきたのがいつも自宅で利用しているモニタの解像度。今利用しているのは、acerの27インチフルHDモニタなのだけど、スマートフォンや高解像度のタブレットやラップトップに目が慣れてしまうと、表示の粗さが気になって仕方なくなる。特にテキストを入力しているときの文字の滲みが日に日にストレスが溜まってくるようになってきた。

ストレスを溜めながら作業し続けるのもあれだな、ということで4K以上の解像度をもったモニタの購入を検討し始めた。PCやMacを接続して使うのはもちろん、できればMate 10 Proのデスクトップモードでも使ってみたいというのもある。

そんな中、JAPANNEXTというメーカから、27インチ、4Kのモニタ「IPS2770UHD」が発売されたというニュースが。スペックはともかく、いちばん気になったのがその価格で、IPS液晶で33,000円だという(税抜、送料別)。JAPANNEXTというメーカのモニタは今まで目にしたことがなかったので不安もあったけど、一応Amazonや大手量販店のサイトでも販売しているので、それなりに実績のあるメーカっぽいことはわかった。

IPS2770UHDの主な仕様は以下の通り。

液晶パネル

サイズ:27インチ

解像度:3840☓2160

パネル種類:IPS

バックライト:ELED edge Type

輝度:350cd

コントラスト:1000:1

アスペクト比:16:9

応答速度:9ms

表面処理:非光沢

リフレッシュレート:60Hz 

機能

フリッカーフリー

ブルーライト軽減モードあり

インターフェイス

HDMI 2.0 ☓ 2ポート

ディスプレイポート☓ 2ポート

イヤホンジャック

スピーカー 5W ☓ 2

その他HDRには非対応だったり、チルト機構は前後5度のみに対応していて、高さ調整や90度回転させて縦位置で利用することはできない。またスピーカーの出力と音質には期待できないけど、そもそもモニタのスピーカには最初から多くを求めていないので、むしろなくてもいいくらいか。今回の購入目的で想定する用途はゲームをしたり動画編集をしたりということではなく、主にテキストの編集やブラウジング、適当に写真の編集くらいでなので、この仕様でも必要十分。作業中心なので非光沢液晶なのも個人的にはありがたいところ。

ということで、Webから発注した翌々日には無事到着していた。到着までの期間がAmazonと大差なくとても早いのは良い印象。

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箱から出して組み立て終わるまで約10分。付属品は電源ケーブル、HDMI 2.0ケーブル、リモコンとマニュアルなどのペーパー系のみとシンプル。組み立て作業にネジを使うのはびっくりしたけど作業自体は説明書がいらないくらい簡単。

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その価格から外観のクオリティには期待していなかったけど、狭額縁なデザインと、メタルっぽいフレームデザインもあり正面から見た感じは、価格以上という印象。期待値が低かった分だけ、見た目の満足度は高い。

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背面は流石に安っぽさを隠せないようで、安物樹脂感がすごい。この辺は大手メーカには敵わないところだろうけど、普段は全く目にしないところなので割り切っているのだろう。

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ポート関係。

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ACアダプタが本体に収納されていない点は残念。今まで利用していたacerのモニタは本体に内蔵されているので、以外に置き場所に困る。取り敢えずは床に直置きにしてしまった。

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セットアップは一瞬で終わったので、まずはHPのラップトップと接続してみる。HPのラップトップにはHDMIポートが存在しておらずUSB Type-Cポートのみとなるため、

ラップトップ > USB Type-C延長ケーブル > USB Type-C ハブ > HDMIケーブル > IPS2770UHD

という構成で試してみたけど手持ちのUSB Type-C延長ケーブルが4K出力に対応していないようで、最大の解像度が2560x1440に制限されてしまう。

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とはいえ、ここは想定内だったのでUSB Type-C延長ケーブルを使わずに、直接USB Type-Cのハブに接続するかRAV PowerのUSB Type-C to HDMIケーブルを利用してラップトップとモニタを接続してみると、無事3820×2160(60Hz)の4K解像度で動作した。

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HDMIではなくType-C入力ができるモニタも数多くのメーカからリリースされているので、それがうまく使えれば、映像、音声出力に加えて端末の充電もできるはずなので、もう少しスマートな使い方ができそう。次回のモニタ購入時には検討してみたい。いつになるかわからないけど。

表示関係についてはPPIが163、sRGB100%ということから、フォントも美しく表示されているし、写真や動画の発色に不満を感じることもなかった。

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さすがに目を近づけて高解像度のMate 10 Pro本体のディスプレイ(6.0インチ 18:9 OLED / 2160×1080ドット)と比べてしまうとあれだけど、普段作業する50cm程度で見ると全く気にならないレベル。ほとんど印刷物と変わらない感じでテキストは表示されているので、フルHDの解像度と比べると快適に作業できそう。

想定通り100%だとフォントやアイコンの表示が小さすぎるので、まずはスケーリングを150%で設定した。デスクトップの領域を広げたいという意図よりもフォントをきれいに表示したいということが優先しているので、この辺はもう少し使ってみて、好みのサイズになるよう最適化していきたい。

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事前確認無しで不安だったけど、Amazon WorkSpacesのWindows仮想デスクトップも4Kに対応していたので、これも一安心。

視野角はIPSパネルということもあり、TNパネルのように横や上下から見て画面が黄ばんだり、くすんだりということもなさそう。真横から見ると若干の映り込みも感じるけど、ほとんど気になるような感じではない。

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設定関係については、モニタ本体での設定もできるけど、ボタン類が完全に背面にあるため、手探り作業になってしまう。

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ただ全ての設定や操作は付属のリモコンで可能なので、普段はリモコンを利用したほうが便利。

期待していなかったスピーカーだけど、大きな音量でも音割れせずに出ている様子。ただ音質自体は篭った感じに聞こえるので、普段は別のスピーカーを接続して利用したほうがよさそう。モニタ本体に3.5mmのイヤフォンジャックがあるので、そこからスピーカーに出力できる。

次に試したのがスマートフォンMate 10 Proとの接続。目的はデスクトップモードを、より快適に利用したかったため。

まずは、上記RAV PowerのUSB Type-C to HDMIケーブルを利用してMate 10 Proとモニタを接続してみると表示自体はあっさりと完了した。ただしデスクトップモードで表示できるのはフルHD以下の解像度に限定されているのか、4K解像度での表示はできない様子。

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文字もアイコンもフルHDモニタを使ったときの表示とほとんど変わらないので、ラップトップで利用するときのようなくっきりとした表示ができないのがなんとも残念。

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Mate 10 Pro側に外部出力する解像度を設定するような項目もなさそうなので、現時点ではフルHDでの出力が限界ということになりそう。

HuaweiのWebサイトを見てもMate 10 ProがHDMIの出力可能な解像度の記載がないし、JAPANNEXTののサイトにも当然ながらMate 10 Proとの接続を保証しているものは見つけられず、4K出力が可能なのかわからかったので、次機種Mate 11 Pro?に期待か。ただしデスクトップモードではなくミラーリングであれば4K表示は可能だったので、動画を外部モニタで観るときなどは、積極的に使ってみても良いかもしれない。

今春発売される予定のGalaxy S9も4K出力はミラーリングのみに限られているようなので、スマートフォンとしてのスペックが追いついてないということか。

そもそもWindowsPCでさえビデオカードによっては4K表示に制限があるPCもあるくらいだし、スマートフォンで4K出力できるのだろうか、もし出力できたとしても動作が怠慢だったり、スケーリングできずに文字の表示サイズが小さくなりすぎて、認識できないのではないかという懸念もある。

まとめ

色々と心配はあったけど、送料と税金込みで3万円台という価格を考えれば十分に満足のいく買い物だったと思う。欲を言えばUSB Type-Cでの入力があれば完璧だったけど、この辺はType-Cのハブを使ってうまいことやりくりすれば、ケーブル1本で、モニタ、充電、外付けキーボード、マウスに自動接続も可能になりそうなので、使い勝手はそれほどかわらないのかなと。

まだ使い始めて数日しか経っていないので使っていくうちに気になる点は出てくるかもしれないけど、今のところモニタの性能には満足できている。

もう数年もすればUSB Type-Cでの出力、OLEDなどが当然のように搭載されているのが数万円で購入可能になるのかなと期待していて。その頃に再度検討して見る予定。

Mate 10 ProのデスクトップモードとSamsungブラウザ

Mate 10 Proを購入してから1ヶ月ほど経過した。デスクトップモードが一番気に入っていて、自宅でも会議室でも頻繁に利用している。デスクトップモードで一番利用しているのがWindowsの仮想環境へのアクセス。ほぼフルスペックのWindowsデスクトップ環境がストレスなく利用できるので、デスクトップモードで利用できるAndroidアプリを積極的に利用することはしていなかった。ただWeb閲覧程度であれば、Windowsの仮想環境を使わなくても良いのではないかと思い立ち、まずはブラウザでどれだけのことができるのか確認してみることにした。

Google Chrome

他のAndroidにも採用されているのと同様Mate 10 Proでも標準ブラウザに指定されている。当然デスクトップモードでも対応アプリとして利用できるけど、何故か全画面モードでしか起動することができない。

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画面最大化のアイコンはあるけど、サイズ変更のアイコンが存在しないため、Google Chromeを右半分に、エディタを左半分にと複数のアプリを並べて作業するといったありがちな作業ができないのは致命的。中国のブログとか動画を観るとサイズ変更できているので、何か他の設定があるのか、Chromeのバージョンが違うのか、差分がよくわからず。

Firefox

普段Google Chromeと並んで利用頻度が高いブラウザ。プラットフォーム問わず利用できるしQuantumになってからは動作も軽快な印象を持っている。

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サードパーティ製アプリとしてデスクトップモードで利用できてGoogle Chromeと違ってサイズ変更ができるけど、こちらはこちらでレイアウトが崩れたり、フリーズしたりといった事象が頻繁に発生してしまう。そのため現時点はでデスクトップモードでの積極的な利用は避けた方が良さそう。

Samsung Internet Browser

イマイチこれと言ったブラウザが見つけられないまま、Playストアを彷徨っているとSamsungのブラウザがおすすめアプリに表示されていることに気がついた。

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デスクトップモードではHuaweiよりSamsung DeXの方が先行しているので、もしかしたらMate 10 Proのデスクトップモードでも、うまいこと動作するかもしれないと期待してインストールしてみる。GalaxyシリーズとはSoCやOSが異なるのでちゃんと動くかどうかはわからないのが懸念点だったけど、特に問題なくインストールはできた。スマートフォンのブラウザとして起動してみると思ったより高速かつ高機能な印象。

Bookmarkの同期

Samsungのアカウントを作ると複数デバイスでの同期ができるとのこと。残念ながらSamsungのアカウントは持っていないのでこの機会に作成してみようかと思ったけど、色々設定周りを確認するとFirefoxのアカウントでも同期は可能だった。とりあえず今回はFirefoxアカウントで同期してみる。数秒でBookmarkの同期は無事完了したけど、保存されたIDやパスワードは同期されない様子。設定方法が悪いのか、そういう仕様なのかよくわからないので、とりあえず個別に設定している。

デスクトップモード

スマートフォンで利用するブラウザとしては優秀っぽいことがわかったので、次はデスクトップモードで利用してみると、これがびっくりするほど快適。

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自由にウィンドウサイズは変更できるのはもちろん、他のアプリと同時に立ち上げても高速かつ安定していてまったく落ちることはないし、タブを20個以上開いてもPCのGoogle Chromeのようにメモリを食い尽くして動作が怠慢になるようなことはなかった。

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コンテクストメニュー

FirefoxやGoogle Chromeでは貧弱だったコンテクストメニューだけど、Samsung Internet Browserは豊富なメニューを持っていて、選択した文字列をクリップボードにコピーしたり、ページ内検索したり、Web検索したりできるのはもちろん選択した文字列だけを翻訳したり、他のアプリに選択した文字列を引き渡したりすこともできる。

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コンテンツブロッカー

これは他のブラウザにもぜひ標準搭載して欲しい機能の一つ。複数のコンテンツブロッカーアプリと連携して鬱陶しい広告を排除してくれる。

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ブロックした広告の数が確認できるけど、1ページで10も20もブロックしていて、普段こんなに無駄なデータをやり取りしていたのかと改めて驚いた。

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YouTubeの広告もすべて排除してくれるので、YouTubeアプリで観るよりブラウザで見た方が遥かに快適な印象(ただしHD画質になる)。デスクトップモードでは無理だけど、動画サイトをスマートフォンのモードで見るときには、PIPとして動画を再生できるので、分割モードと合わせて最大で3つのアプリを同一画面上に表示できることに。

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クイックメニュー

クイックメニューをONに設定すると、画面上にフロートしたメニューが表示され、ブラウザ上に表示されたテキストのサイズを50%から100%まで拡縮できたり、ページを共有して他のアプリに引き渡したり、新しいタブを開いたりすることができる。

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その他、ページを保存してオフラインで見たり、他の端末のFirefoxで開いているタブを引き継げたり、コントロールキーマウスホイールを使っての拡縮といった今どきの機能も不足ないので、普段使う上で不自由することはなさそう。

まとめ

Samsung Internet BrowserはBeta版も別アプリとしてPlayストアからダウンロードできるので、2つのブラウザを同時に開いて左右で並べて表示できる。

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2枚のブラウザを並べるとこう。左が正式版で、右がベータ版。ベータ版にはコンテンツブロックを設定していないため、コンテンツブロックがちゃんと機能していることがわかる。

Samsungはハードウェアメーカでという認識で、適当にメーカが作ったブラウザなのでは?と考えていたけど、この機能の充実っぷりには結構驚いた。特にコンテンツブロッカーは、Google ChromeやSafariがあまり積極的に取り組んでいない中で、スマートフォンシェアのトップメーカが当たり前のように搭載しているのは良い風潮ではないかなといった印象。しばらくメインブラウザをSamsung Internet Browserに設定して使っていくことにする。